誰かだけに伝わる言葉。
そんな言葉を選んで、ビビはルフィたちに別れを告げたんだ。
慎重に言葉を選んだ言葉を伝える電伝虫。
今回はビビが別れ際に用いた“ダブルミーニング(二重の意味)”について考察してみよう!
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ビビの使ったダブルミーニング(二重の意味)について、思いを馳せてみよう!
口を開いたビビは、国民達に心を休めてもらえるように言葉を選んでいたと思う。
ビビの声を聞くことによって、アラバスタ国民は争いの集結に胸を撫で下ろしたはずだ!
しかしこの演説は、あきらかにルフィ達のことを語っているものだった。
ワンピース23巻より引用 ビビの使ったダブルミーニングその①
“とある海賊たち”に助けられたとは言えない。
海賊に助けられた…ということを知ったら、国民たちの心はまたザワついてしまうかもしれないから。
でも、その“何者か”がいたことについては知っておいて欲しい。
そんな気持ちがこのような表現を採用させたのかもしれないね!
で、さらにビビは言葉を紡ぐ。
ワンピース23巻より引用 ビビの使ったダブルミーニングその②
“嵐の中にあっても希望を捨てないこと”の大切さを伝えるビビ。
国民達もそういった“比喩表現”として解釈したはずだ。
しかし、この言葉はルフィ達にとっては“冒険の思い出”という意味を持っている。
2つの意味を巧みに駆使して、別々のメッセージを同時に伝えたんだね!
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真実は胸にしまっておこう
ここまで振り返ってくるだけでも充分ビビの言葉のセンスが凄い!ってことがわかる!
いや、描いているのは尾田栄一郎先生だから、凄いのは尾田栄一郎先生ってことにもなるんだけどさ!
そして、ビビはこの“真実”を胸にしまっておくと決めたみたいだ。
ワンピース23巻より引用 ビビの使ったダブルミーニングその③
歴史はこの“真実”を、やがて“幻”と呼ぶようになるだろう。
そりゃそうだよね。
ルフィ達は海賊で、一般市民にとっては“恐怖の象徴”なんだから。
ワンピース世界では、様々な組織が様々な理由で“真実を隠すシーン”が見受けられるけど、ビビのその行動は本当に、大きな優しさに満ちあふれていると思う!
ワンピース23巻より引用 ビビの使ったダブルミーニングその④
ルフィたちへの恩義、国民への責任を果たしながら全てを語り、そして同時に真実を呑み込んだ王女・ビビ。
この一連の演説を聞くだけでも充分、彼女の芯の太さがズバ抜けていることがわかると思う!
誰も気付かないヒーローの存在を、ビビ達だけが知っている。
うーん、こんな表現が出来る人物は、世の中広しといえども一握りの人物に限られてくるんじゃないだろうか!
バトワンもよく文章を書いている人間のひとりとして、1文字1文字に出来るだけ気を配り、一歩一歩上達していきたい!
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バトワン世界の歩き方を追記!
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