チェンソーマンと並び、今回のMVPだったといっても過言ではないヒロアカ。
ストーリー性を重視する読者としては、今注目するのはこの2作品じゃないだろうか!
今回はデクと死柄木のやりとりに深みがあって面白かったねー!
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281話ネタバレ確定感想&考察、今週のMVP![→282話]
まず最初にチェックしたいのは以下のカット。
死柄木は明らかに悪だしその親玉だとは思うんだけど、その言い分には否定しきれない部分があるのが恐ろしい!
ある種の正義を持っている感じがするよね、正義の反対は別の正義…みたいな?
ヒロアカ281話より引用 ある種の正義を持っている感じがするよね、正義の反対は別の正義…みたいな?
ヒーロー達からしたら「弱い者を守る」というシンプルな理由も、死柄木からしたら「それによってさらに弱者が生み出され、それを守るために犠牲を生み出してるのがヒーローだろ」って感じ。
これを彼はマッチポンプとして例えた。
いや、これは真理に近いものがあるよね、死柄木の言いたいことも理解はできてしまう。
ここ、焦点がヒーローでもヴィランでもなく「守られる一般大衆」とか「社会」に向かっている点に注目したいところ!
ヒーローもヴィランも同様に“世の中”に対して向き合ってる。
ようはそのベクトルの違いなんだ。
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グラントリノと志村菜奈!
で、次にチェックしたいのが以下のカット。
泣きながらすがる志村菜奈と、抱き寄せるグラントリノ。
この様子を見て「恋仲かな?」とかまで発展させるのは飛躍し過ぎかも知れないけど、彼らにも彼らのドラマがあったんだよね。胸が痛い!
特に志村菜奈は、抱えきれない葛藤を抱えていたに違いないよね!
グラントリノの包容は当然、恋愛感情からくるもの(もしかしたらそれも少しあるかもだけど)だけではないと、バトワンは思う!
ヒロアカ281話より引用 特に志村菜奈は、抱えきれない葛藤を抱えていたに違いないよね!
で、ラストに触れたいのは以下のカット。
デクと死柄木のやりとりもまた印象的すぎて感動した!
デクの言い分こそが絶対的正義だけど、それに対しての死柄木の切り返しがすごい!
「おれは誰も許さない」だよ?
善悪は別にして確固たる意思というか、信念を感じてしまった!
ヒロアカ281話より引用 善悪は別にして確固たる意思というか、信念を感じてしまった!
これまでのバトル漫画でも「お前だけは絶対許さない!」と発言する主人公はたくさんいた。
しかし、受けて立つ側は決まって「やってみろ」とか、そういう感じだったよね。
でも死柄木は違う。これがすごい!
死柄木は「お前にも譲れないものがあるんだな、わかった。でもおれもまた譲れないものがあるんだ」といってるんだ。
これは「自分が悪」だと自覚していたら言えない言葉。
自分の考えの中に正義を見出しているからこそ、この発言が飛び出してくるんだよね。
正義と正義、信念と信念、価値観と価値観のぶつかり合い。
これが描かれるからこそ戦いは面白くなってくる!
これまでのヒロアカは特に「どっちが強いかハッキリさせようぜ!」みたいな単調な展開が少ない印象。
逆をいうと“ただの力比べ”になってしまうと、心理の動きが度外視されて、ただのバトルゲームになってしまう。
ヒロアカはずっとそこにこだわってくれてる作品だと思うから、これからも“人の心”を大切にしつつ、最後まで走り抜けてほしい!!
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バトワン世界の歩き方を追記!
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