ワノ国に根ざす身分制度という重い問題。
今回はこのテーマについて触れていこうと思うんだけど、これって結構古くからワノ国を取り巻いている感じの問題だよねきっと。(光月家がやられた20年前よりももっと前からかな?)
この点を示すカットはまだ少ないんだけど、気になる1つのシーンからバトワンなりに考察を入れてみたいと思うよ!
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ワノ国住民同士の差別、身分は違えど成り立っている?みたいな話!
身分制度について口を開いたマウスマン&浦島。
この2人の口から語られた内容もアレなんだけど、冷静に916話を読み返してみると、以下のカットのほうが一段とショッキングかもしれない。
お菊ちゃんを差別する、博羅町の住民たち!
「この町に入るのもおこがましい」とか「そんな女追い出しな!」とか言われていて、さんざんな扱いを受けてしまっている!
ワンピース916話より引用 お菊ちゃんを差別する、博羅町の住民たち!
博羅町にいるカイドウの手下たちが現地の人々を差別するのであれば理解できる。
しかしワノ国の身分制度・差別問題は「ワノ国の住民同士」でも充分に機能している点に注目したい!
魚人島編では「人種差別に基づくもの」だったけど、ワノ国編では「ワ国人同士の問題」といった点で区別できる感じだ。
ひとつだけいえることは「カースト上位にいる者はそれによる恩恵を受けており、身分制度がチャラになってしまうと困るであろう」いうこと。
この問題は今後拡大されてくるんじゃないのかな?
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ワノ国全域にひろがる身分制度はやがて解決するんだろうか?
以下のカットは非常に華やかに見える花の都。
しかし、そんな美しい世界の裏側には、深い闇が眠っているのがワンピース世界の常でもあって。
博羅町ですらあれだけ身分差別をしている人が多かったんだから、花の都の人々はさらに過敏に身分に反応するんじゃないのかな?
この身分制度がここ最近に敷設(ふせつ)されたものであれば解消することも不可能じゃないかもしれない。
しかし、これが長く根付いた“文化”となっていたら…。
ワンピース909話より引用 華やかに見える花の都にも、身分制度が影響を及ぼしているんだろう。
もしワノ国の身分制度が2世代〜3世代と続く文化として根付いてしまっていたとしたら、この身分制度を覆すのはなかなか難しい問題。
仮にそうだった場合、身分制度とは生まれたときから「そういうもの」として身近にあったものだと考えられる。
こういう社会制度が確立されてしまっている場合、これは差別する側・差別される側の双方がある意味で「それが当たり前」というふうに解釈しやすいと思うんだよね。
「身分制度=おかしいこと」という発想そのものを抱きにくいというか。
光月家は弱者の側に手を差し伸べて、この“前提”に一石を投じようとしたのかもしれない。
しかしこういう革命的行動は、現在高い身分についている人々にとって「困った行動」だったはずだ。
身分の低い側の立場に立つのか、普通の立場に立つのか、上の立場に立つのかによって、シナリオの見え方はきっと変わってくるんじゃないかな!
決して身分制度を肯定するわけではないし、むしろ悪いことだとは思う。
しかし強引にひっくり返そうとしてしまうと、起こさないで良い魔物まで起こしてしまう可能性を孕んでいるのもまた事実だと言えるのかもしれないね…!
以降、この悪しき風習に対して麦わらの一味やワノ国の人々がどう向き合っていくのか…。
この辺りは即座に答えを出すものではなく、視点のひとつとして考慮して、観察の参考にしていければと思う!!
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