【ワンピース】三助は葛飾北斎「蛸と海女」モチーフ?みたいな話![考察]

935話で物議を醸した「三助」の存在。

今回はこの要素についてバトワンなりに考察し、理解を深めていきたいと思うよ!

これは絶対に狙ってきてるよね〜、尾田先生!三助の存在について触れながら、後半では蛸と海女について確認していきたい!

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三助は葛飾北斎「蛸と海女」モチーフ?みたいな話!

まず問題となったのが以下のカット。

これは「三助」と呼ばれるタコによって身体を流してもらっているナミやロビンの様子だ!

調べてみると三助っていうのは「銭湯で、湯をわかしたり、客の体を洗ったりする、男の使用人」のことを指すんだって!


ワンピース935話より引用 三助に流してもらう女性陣!

三助のルーツやその後については調べてみるとかなりアレな要素が浮かび上がってくるのが興味深い。

江戸時代初期までは三助の女版で「湯女」というサービスも存在していたのだという。

もちろんその後の流れはよからぬ方向へと発展してしまったこともあり、時の為政者によって禁止されるに至ったのだそうだ。

三助なんて現代の日本からは考えられないアレなんだけれども、実際に昔は存在していた…とうのが面白いよね!

ワンピースは世界中の人が読んでる漫画だから、三助についても“世界を驚かせる日本の歴史”として認識され直すんじゃないかなー?

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蛸と海女について!

ちなみに尾田先生が三助にタコを採用したのは、おそらく以下の“蛸と海女”という作品があったから。

これは葛飾北斎による1820年頃の艶本「喜能会之故真通(きのえのこまつ)」の中の一枚なんだって。

少年誌ってこともあって、こういう要素をブチ込んでくるのはかなり勇気がいることだと思うんだよね。

作品がワンピースであり、描いているのが尾田先生だからこそ「ジャパニーズカルチャー」としてこのモチーフが昇華されているようにも感じるところだ!


ウィキペディアより引用 蛸と海女の部分的なアレ!

三助にしても春画にしても、現代社会ではほぼ見かけることのなくなった古き日本の文化。

これらの要素をワンピースという世界的作品に盛り込むのは勇気が要ったとは思うけど、こういう要素を読むことで、海外の人が日本の歴史に興味を持ってくれる…みたいな側面もあると思う。

そういった意味では今回の935話は、尾田先生にとって挑戦的な1話となっていたような気もするかな!

いずれにせよ湯屋での一幕はバトワン的にかなり衝撃を受けた内容であったことを、ここに告白しておきたい!!

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