いやー、本当に今回の戦いは凄まじかった!
マスキュラーやオーバーホールとの戦いも凄かったけど、個人的には今回の戦いは「バトル漫画の新しい切り口」を見せられたような気がして、本当に鳥肌の連続だったよ!
表面上はバトルが主体でありながら、実はその背後に張り巡らされたドラマの味付けが超一流。
バトワンはヒロアカがワンピースと同じくらい好きなんだけど、今回のは本当良かった!!
【スポンサーリンク】
慎重に選び抜かれたいくつかの言葉、苦悩と想いが交錯する場面!
以下、今回は「慎重に選び抜かれたいくつかの言葉」について考察してい行きたいと思うよ!
今回の181話、ジェントルは「自分が全て悪い」と印象づける言葉を選んだ感じ。
このことは以下の考察でも触れた内容に繋がるわけだけど、記事内で触れた「大人として差し伸べられてはならなかった手」という理屈を、彼はしっかり理解していたんだね…。
全てを解っていた上で、今回の作戦に「自慢のヒゲを賭けた」ってことなんだろう…。
◯【僕のヒーローアカデミア】大人として差し伸べてはならなかった手、超ムズかしい思考判断!
この「世間知らずの女性をかどわかし、洗脳していた事」というのは、実に凄まじい表現だったと思う!!
自分のことなんてそっちのけじゃないかジェントル!!
僕のヒーローアカデミア181話より引用
このフレーズは完全に、ラブラバのことを思うがゆえ…って感じだよね。
さらにここでは“こんだけ土壇場でスラスラと、こんな言葉が出て来る脳内の状況”を考えてみてほしい。
ただ単純に「雄英に潜入して名を上げてやるぞウェーイ!」って感じで今回の作戦に挑んだのであれば、普通こんなにスラスラと言葉選びは出来ないはずだ。(特にジェントルは成績面で優秀じゃなかったぽいしなおのこと)
今回のジェントルが口にした「まるで用意されてたかのように流暢(りゅうちょう)な言葉選び」こそ、これまでジェントルがラブラバとの幸せな時間の中で、葛藤し続けてきたことなんだろうねきっと…!!
何度も何度も彼は自問自答を繰り返したはずだ。
うーん、完全にジェントルの心理に寄り添い切るのは難しいけど、おおまかにこのようなことを考えてたんじゃないかなぁ…。
ラブラバへの愛情と、自分自身の行動への疑問。あるいは自尊心の欠如。
ジェントルはヒーローになれなかった経緯を持っているし「自分自身が信用できない」みたいな部分もあったのかも。
今回の「雄英入ってみた!」が成功すれば、ジェントルは少しだけ自分を信じられるようになっただろうし、そうすればラブラバの愛にも胸を張って応えられる…と考えたのかもしれないね…!
【スポンサーリンク】
状況に気づいたデクの反応も秀逸だった!
で、後半は慎重に選び抜かれたもうひとつの言葉について。
それはやはり以下のワンフレーズだろう!
「雄英にイタズラしようとしているのがわかって、少し揉めました」という言葉の選択!
ここではデクが「雄英に危害を加えようとしたため、止むを得ず交戦しました」と報告しなかった理由を考えるべきポイントだと思う!
僕のヒーローアカデミア181話より引用 デクの最もチュラルな報告は「雄英に危害を加えようとしたため、止むを得ず交戦しました」だったはずだ!
ジェントルの報告も正確なものではなかったけど、デクの報告もまた正確なものではなかった。
いや、共に事実を「ある側面」から切り取ってはいるものの、スポットライトの当て方に感情が乗っている感じ。
デクはジェントルの行動に部分的に共感し、彼の罪状が「出来るだけ重くならないように」考え抜いて、言葉を絞り出したような気がする!
本当は「罪は罪」だから、ジェントルも無慈悲に断罪されて文句を言えないわけだけど、それはあくまで理屈の話。
今回のエピソードでは「実際の人間関係では理屈だけが必ずしもモノをいってくるわけではない」という、非常に現実的でリアリティ溢れる感情・心理描写がされていたと思う!!
今回の181話はバトワン的に「オールマイト最後のガッツポーズ」の次くらいに気に入ったエピソードになったかも。
今後のヒロアカにもさらなる期待を込めて、全力で応援していけたら…なんて思う!!
【スポンサーリンク】
バトワン世界の歩き方を追記!
バトル考察で盛り上がろう!