【君の名は】ティアマト彗星についての考察、糸守町を襲った悲劇あるいは都市伝説について!

2016年の大ヒットとなった映画“君の名は。”に登場する彗星、ティアマト彗星。

バトワンも公開初日に見に行ってきたんだけど、かなり面白かったよ!

今回はそんなティアマト彗星についてバトワンなりに考察し、理解を深めていきたい!

【スポンサーリンク】

ティアマト彗星についての考察、糸守町を襲った悲劇について!

ティアマト彗星の外見は以下のような感じ。

この彗星は君の名はに登場する架空の彗星で、1200年周期で地球の蕎麦を通過する周期性の彗星だ!

ちなみに“ティアマト”とは、メソポタミア神話に登場する“原初の海”の女神なんだそう。格好いい!


君の名はPVより引用 ティアマト彗星はこんな感じ!

ティアマト彗星に関しては作中でかなり重要な役割を果たす。

女の子主人公の“三葉”が生き延びる時間軸でも、彗星の直撃を受ける時間軸でも同じように飛来し、糸守を一瞬のうちに焼き尽くした脅威の彗星だ。

ちなみに糸守街に存在する巨大なクレーターは、過去にティアマト彗星が落下することによって出来たものだという。

君の名はの世界観は映画の中だけで完結しているけど、1200前の世界でも同じような悲劇が繰り返されたってことだね。

1200年前っていったら日本は奈良・平安時代。

今となってははるか昔の出来事…って感じだけど、悠久の歴史にロマンを感じてしまう!!

【スポンサーリンク】

東日本大震災との関連!

ちなみにこの“1200年周期”というのにもある種のメタファー(暗喩・隠喩)が用いられているようだ。

なんと、このティアマト彗星が起こる周期は、東日本大震災が起こる周期と合致しているのだそう。

また、本作の監督である新海監督も同災害を意識した上で物語を作ったとのこと。

このあたり“現実世界と架空世界を絡めるテクニック”は本当に巧みだよね!

架空と現実の境界線をまさに“糸をより合わせるように”絡めていくことで、見ている側は感情移入がしやすくなる。

君の名はの世界の鍵を握っている“紐と運命”とかのテーマにも、さり気なく絡められているように見えてくるから不思議だ!

また、この“1200年周期”という部分に僕達・私達が気付いているという時点で、これは“表面化した隠喩・都市伝説”ということになる。

これだけ壮大な世界観を創り出す事が出来る新海監督であれば、きっとこれらの背景以外にも“表面化されていない隠喩”などもまだまだ多分に盛り込まれていることだろう!

DVDなどの発売と同時に新たなる隠喩が明らかになってくると思うけど、2回め・3回めもそのあたりに目を光らせながら見ていくと、何倍も楽しく“君の名はワールド”を満喫できるかもしれないね!

【スポンサーリンク】