かなり激しい展開となったヒロアカ394話。
以下、本編を読んでのバトワンなりの感想&考察を示していきたい!
ついにお茶子とトガちゃんの戦いが決着したね!
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394話ネタバレ確定感想&考察、トガヒミコ霧散…![→395話]
まず最初にチェックしたいのは以下のカット。
ここでは前話に引き続き、お茶子がトガちゃんの心に手を伸ばしている。
彼女の鬱屈した、閉ざされた心の奥にまでお茶子の手が届くのかどうか。
これが今回の最大のテーマとなったね!
ヒロアカ394話より引用 彼女の鬱屈した、閉ざされた心の奥にまでお茶子の手が届くのかどうか!
「閉ざされた心に手を伸ばす」などと綺麗な言葉を使っても、現実的にそれはとても複雑なもの。
なぜなら“心を閉ざしたと見なされている側”にとっては別にそういう自意識はないわけだもんね。
つまり、この美しい言葉はあくまで“手を伸ばす側のエゴ”でもあるんだ。
同時にこれは誰もが経験していることかもしれないけど「手を差し伸べたからといって、その手を握り返してくれるとは限らない」というのがつらいところ。
今回の2人のやりとりにはその辺の微妙な心理の動きが含まれているね!
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トガちゃんはカァイクあれたか?
で、次に見ていきたいのはトガちゃんの心の動きについて。
以下のカットからは無事にお茶子の手を握り返してくれる形になった。
しかしでは、本当にトガちゃんはカァイクあれたのか?
これについてもそれぞれが考えていかないといけないよね。堀越先生がくれた思考実験敵テーマだ。
ヒロアカ394話より引用 本当にトガちゃんはカァイクあれたのか?
「ボロボロになって頑張ってる人を格好良く思う」というのは、お茶子と共通したトガちゃんの観点。
このこと自体は別に責められてしまうことではないはずだ。
しかし彼女は「血を吸う」ということが個性に直結していて、それは人間の直感とした不気味に感じやすい特色を持つ性質だった。
結果として、彼女は「血を吸うことがなぜしてはいけないことか?」を納得させてもらえることなく押さえつけられ、最終的には「人間ではない」と言われるまでになってしまったようにも思う。
これは言い方を変えると「周りの大人にも責任がないわけじゃない」と見ることはできるね。
では次に以下のカットはどうか?
ヒロアカ394話より引用 トガちゃん本当にカァイイのか?
このシーンではトガちゃん本当にカァイイのか?という点についても胸に手を当てて考えなくてはならない。
正直いってバトワン的にこの場面のトガちゃんが可愛く描かれているかというとだいぶ微妙。
これは過去の彼女のアヘ顔を見ている読者からしたら当然の反応だろう。
しかしこの問に対しお茶子は「世界一」と答えている。
では、この言葉は嘘だったのか?と聞かれると、それもまたNoだと確信することができるはずだ。
確かにこの場面でもトガちゃんの不気味さは残っているわけだけど、お茶子はそんな表面の薄っぺらいところは見ていない…ということ。
きっとお茶子はトガちゃんの心の内側にある純粋な部分を知ることができたことを経て「世界一」と答えることができたんじゃないかな!
と、何はともあれ今回でお茶子vsトガちゃんの戦いは終幕。
以降の展開を楽しみにしていきたいところだね!
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