ワノ国編に対する本格的な「価値観の再認識」が提示された960〜961話。
これによって作品そのものだけではなく、多くのファンが救われたんじゃないだろうか!
そして同時に、黒炭オロチの危険度が相対的に上昇してきたことも注目ポイントとなってきた感じだよね!
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縮まる実力差、警戒すべき黒炭オロチ!みたいな話!
まさにテンプレートのような「暗愚の王」かのように描かれていた黒炭オロチ。
それに対して、優秀な人材揃いかのような演出がされていたワノ国の侍と、その筆頭にたつ光月直下の家臣たちの対比。
正直いって、この対比は相当にイビツだった部分だよね。
錦えもんが策士だったり、その他キャラも優秀だったりするのなら、オロチみたいな暗愚な男に作戦負けするのは論理のスジが通らない。
その他光月侍たちも「何をやってたんだ!」って感じになると思う。
しかしワノ国の侍&光月侍たちに対して「過剰な期待が持たされていた」ことを前提にすれば、ここは納得いく表現に落ち着くと思うんだ。
ワンピース929話より引用 オロチの暗愚っぷりはワポルやフォクシーっぽいニュアンスを持つ!
最新話で描かれた錦えもんのヒモ男&チンピラっぷりを見ると、彼は策士というよりは武勇に長けたキャラクター。
武の方面で輝くシチュエーションはあれど、作戦立案&戦略・謀略で能力を発揮するタイプには思えない。
傅ジローも壺算はしていたものの、発言を見る限りあまり賢くなさそうだし「彼らが家臣なら、オロチに敗れるのも納得」といった感じかもね!
ワノ国編には智謀のキャラが実に少ない。
鎖国しているこの国にとっては、暗愚のオロチですら「抜け目がなく難攻不落の名将」なのかもしれないね!
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コマ使いとしての黒炭オロチ!
後半ではコマ使いとしての黒炭オロチについて。
以下のカットでは康イエのもとで働いていたオロチの様子が描かれている。
このときのオロチはいかにも人が良さそうな雰囲気を出しているけれども、これで野心を腹で温めているなら相当なもの。
執念・戦略の面でも非常に凄まじいものがあると思うし、時間をかけたあたりに辛抱強さも感じられる。
まぁもちろんこの時点では何も考えてなかった可能性もまだ捨てきれないけどね。
ワンピース961話より引用 コマ使いとしての黒炭オロチ!
しかしともあれ、もし小間使の時点で覇権を狙っていたとすればどうだろう。
簡単に命を投げ出そうとする光月侍たちとはうってかわって粘り強く、比べ物にならない精神的タフネスを持っているといえるんじゃないだろうか!
現在の錦えもんたちの振る舞いを見るところ、上記のオロチのようになりふり構わず目的を達成しにいくような強さはない。
作中における彼らはすでに絶望し錯乱し、一人電話をしたりルフィたちの心配することも忘れ、自滅の海に船を出そうとしている。
それもワンピース世界における侍の美学なのかもしれないけど、やはり彼らは「オロチに敗れるべくして破れた」って感じがしてきたかも!
つまりオロチは要警戒、想像以上に暗愚ではない可能性もあるかもしれない!!
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