【デスノート】夜神月(やがみらいと)の人物像考察、神になろうとした狂気の天才少年!

全国模試一位のずば抜けた頭脳を持っておりながらスポーツ万能であり、さらに容姿端麗であるデスノートの主人公、夜神月(やがみらいと)。

ノートに名前を書くだけで人を死に至らしめる事が出来る“デスノート”を拾ったことによって運命が大きく変わった彼について、今回は掘り下げていきたい!

世界に波及するデスノートの影響力を用いた壮絶な知能犯について、バトワンなりの理解をここに記しておく!

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夜神月(やがみらいと)の人物像考察、神になろうとした狂気の天才少年!

夜神月の外見は以下のような感じ。

これは探偵であるLとの勝負に勝利を確信した時の表情であり、その顔はすでに凶悪なサイコパスと化している!

当時の“善なる世界を創造する”という目的は、すでに損なわれてしまったかのようにみえてしまうところだ。

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デスノート7巻より引用 勝利を確信した夜神月

あらゆる面でずば抜けた才能を持っており、特に頭の回転に関しては作中屈指。

序盤のエピソードの中では“世界を正す”という衝動のもと、デスノートを駆使して犯罪者を裁いていた。

しかし、物語が中盤〜終盤に進むに連れ、序盤の張り詰めた判断力が損なわれてしまっていき(それでも常人よりは遥かに上の推理力・洞察力だったが)、最終的には“自分以外の誰か”に頼ろうとする傾向が生まれてきてしまった。

これが夜神月が最終的に敗北してしまう決定打になったと思う。

人に頼るのは弥海砂(あまねみさ)を最後にしておくべきだったかもしれないね。

中盤以降は高田に頼り、魅上に頼り…といった具合で、他人を実行犯に招き入れたことによって“認識のズレ”が生じてしまった。

こうするしかなかったっていう側面もあったかもしれないけど、結果的にこの“認識のズレ”を突かれてしまうことによって、彼の最終的な敗北が決定したと考えても差し支えないだろう。

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生ける死神・夜神月の最後!

以下は夜神月の最後だ。

Lと対峙し、熾烈な知能戦を繰り広げた“あの時の月”はもういない。

いや、もしかしたらLを手にかけた時に“これまでの月”は死んでしまったのかもしれないね。

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デスノート12巻より引用 キラとして猛威を振るった夜神月の最後

Lという“想像を絶する知性”に対峙した夜神月。

結果的にLとの勝負には勝ったものの、それ以降のライトは明らかに変わってしまった。

“Lに勝利した”という事実が彼に慢心を与え、判断を曇らせてしまったのかもしれない。

圧倒的な力を手にした者の傲慢。

Lと対峙していた時はそういった“自分の内側”との勝負に打ち勝ってきた夜神月だけど、Lに勝利したことでその精神的均衡が崩れてしまったように思う。

そういった意味では、夜神月の敗北に決定打を与えたのは“Lの死”だったと解釈することも出来るだろう!

最終的に月はニアに追い詰められ敗北してしまったわけなんだけど、その背後にはLの与えた数多のプレッシャーが存在しており、それらを抜きにして一連の事件を考えることは出来ないはずだ!

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