回想シーンによって描かれたゾロの幼少期。
しかしながら、幼少ゾロの人物像はなお空虚さを増していく印象を受けた。
今回は以下、ゾロの過去編からみえてくるものを考えていきたい!
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抜け落ちた幼少ゾロの人物像、他のメンバーと違うひとつのこと!
今回は1033話の回想をもとに、幼少ゾロの人物像について考えていこう。
現在のゾロは立派な剣士であるし、彼がいるからこそ麦わらの一味がなりたっているともいえる。
しかしながら、現状では最もミステリアスな人物でもあるんだよね。
というのも以下のカットをはじめとした“過去回想編”からも、ゾロ個人について得られた情報がなかったからだ。
ワンピース1033話より引用 ゾロ個人について得られた情報はなかった!
この回想で得られたことは、コウ三郎の情報&刀についての情報のみ。
幼少ゾロは描かれたものの、それはあくまで脇役として登場しただけでゾロ個人の人格や生い立ちについては一切補完していない。
上記カットなどを見ればわかるけど、あくまで「どこにでもいる普通のこども」って感じなんだよね。
可愛い印象は受けたんだけど、この幼少ゾロが“猛獣”と恐れられるようになるほど成長できるとは、まだ結びつかない部分が多い。
このことを踏まえると、おそらく今回の回想シーンから最初にゾロが本編に登場するまでの“空白の期間”に、何か大きな出来事があったとみていきたいところだ!
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ゾロには悲劇という悲劇が見当たらない?
今回の回想編をみて感じたことは「まだゾロには“あること”が描かれていない」というもの。
それは何かというと、やはり“悲劇”だろう。
麦わらの一味の他のメンバーは、相当に厳しい悲劇を背負っているけど、今のところゾロにはそれがない。
たとえば他のメンバーは以下のような感じ。
こうやって確認してみると、麦わらの一味は過去にかなり強烈な悲劇を背負っているんだよね。
これに対してゾロ(とウソップ)の悲劇はやや軽く見えてしまうのは否めないところだ。
ゾロは“くいなの死”が悲劇にカウントされるんだけど、あれはあくまで事故死であり、上記のメンバーのように“誰かに奪われた命”というのとはまた違う。
※:ちなみにウソップは母バンキーナを病死でなくしているけど、これも少し他のメンバーよりは恵まれた過去であったといえるかもしれない
くいなはあくまで事故死として処理されていることから、ゾロの過去も悲劇というにはやや決定打が欠けるところだ。
そしてこの“悲劇”が描かれることで、麦わらの一味それぞれのキャラクターに奥深さと感情移入が生じているのもまた事実。
その点をふまえると、ゾロにだけ“それがない”というのは、ひとつ注目しておくべきポイントなのかもしれないよね!
運命のいたずらで海賊になってしまったものの、今のところゾロは「幼少期からストレートに努力を継続する環境に恵まれ、まっすぐに大剣豪の道を歩めているキャラクター」といった感じ。
そういった点を踏まえると、ゾロはある意味では、一味の中ではもっとも恵まれたキャラクターのひとりであるともいえるのかもしれないね!(少なくとも今のところは!)
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